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スズキ

ナルヒロ

1990年静岡県生まれ。中央大学文学部哲学科卒業。

自画像作家。絵と文章をかくひと。

垂直性/水平性/ノスタルジー/アニマルが主題。

事後的な愛や青春が事前的に開示される作品群を制作。

趣味は、写真集制作と囲碁(五段)。Vtuberにも挑戦中。


合言葉は「覆水を盆に返す」で、作為的/独善的に時のちからを悪用し、鑑賞者の(本当は実在しない)過去/歴史にあった強い思考や強い感情を伝達することを目論んでいる。

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Past Exhibition

2012 GEISAI#16 #17

2013 GEISAI#18 審査員賞ノミネート

2014 個展「感情のごたまぜ」@デザインフェスタギャラリー原宿

2017 ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校3期「完全なる仮説」展

2018 同 最終成果展 津田大介審査員特別賞

2020 個展「反復と回顧/愛と青春のごたまぜ」 @さくらテラス五反田

2023.2.27-3.24「青春レトロピア」展 @Bar PEACE(五反田)

2023.4.30 NEW!「GEISAI#22 & Classic」 @東京ビックサイト

Under Construction Tape

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2014 「感情のごたまぜ」展

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2017 「完全なる仮説」展

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2020 「反復と回顧」展

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Main Works about youth

2010 「たき火/冷たくなった身体」

2011 「陳腐」

冷蔵庫で1年ほど眠っていた玉ねぎ

Performance

■「虎になった男」2012年5月5日@多摩動物公園

山月記よろしく虎になりたいと思ったので、

2012年5月5日子どもの日、多摩動物公園にて実施。


「トラが死んでる~!」と子どもたちに好評であった。

震災後の大学の空気の微妙な変化を感じながらも、振り返れば、牧歌的な感性がまだ残っていた時代をおもう。

Philosophy&poem

2014.3 『学生生活のごたまぜ』巻頭言

2017.3 詩「自画像の墓、あるいは自画像作家の墓」※『学生生活のごたまぜ7』収録

2017.12 「完全なる仮説」展 ステイトメント

2018.3 新芸術校第3期 最終成果展 ステイトメント

2018.12 「ノスタルジア、救済と慰め」@批評再生塾 ×宮台真司

2019.1 「扇風機とエアコン、あるいは幻想と微かな欲望」@批評再生塾×大澤真幸

2019.2 「平成の終わりに」@批評再生塾 ×安藤礼二×東浩紀

2020.1 個展「反復と回顧」ごあいさつ

2023.1 年頭所感「青春レトロピア」

2023.3 「ひとはなぜタバコを吸うのか」@「青春レトロピア」展‐ステイトメント2

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poem1『学生生活のごたまぜ』巻頭言

 三島由紀夫は「貧乏と退屈」が青春の敵だと言っていたが、僕が思うに、青年を悩ませるのは、人間という生き物が思っていたよりもずっと馬鹿で貧弱だったことだ。ひどい思考停止と無垢な付和雷同、正義と怒りの組み合わせ、俗物に理性が混ざること、がとても厄介なのである。加えて、「自分に同情するな」と、友人と何度も観た映画の脇役が僕らに忠告する程度には学生とはナイーブな生き物であった。

 すべて人間の抱えるそうした宿命的事実を知ることで青年は生きた心地を苦くも味わう。そして、青春が青い理由をしらない青年が、数十年先に回顧することでしか価値を見い出せない類もあるだろう。アルバム「学生生活のごたまぜ」がいつか輝きを放つときを願う。


 人は反復によって慰み、回顧によって救済されうる。

『学生生活のごたまぜ』(2014年3月制作)より

poem8「反復と回顧」展 DM